ページ分割パラメータの設計とSEO
長い一覧コンテンツを複数ページに分けて表示するページネーションは、ユーザビリティの観点から広く採用されている。URLではpage=2やp=3のようなパラメータで現在のページを示すことが多い。このとき、各ページが独立したURLを持つため、クローラーからは別々のページとして認識される点に注意が必要である。特に商品点数の多いECサイトでは、ページネーションによって生成されるURL数が数千件に達することもあり、クロール設計への影響が無視できない。
かつてはrel="prev"とrel="next"リンクタグを使って連続したページを検索エンジンに示す手法が推奨されていたが、現在はこれらのヒントが検索ランキングに直接影響する要素としては扱われなくなっている。現在の主流な対処法は、1ページ目はcanonicalを自己参照にし、2ページ目以降はcanonicalを1ページ目のURLに向けてインデックスを集約する方式である。ただし、この方法ではページ2以降が検索結果に表示されにくくなるため、ビジネス要件に応じた判断が必要である。各ページに固有のコンテンツが十分に存在する場合は、独立したURLとしてインデックスさせる選択肢も検討に値する。
別のアプローチとして、ページネーションURLにnoindexを付与しつつ、1ページ目のページに全ページの代表的なコンテンツを網羅する設計も存在する。また、JavaScriptによる無限スクロールを採用する場合は、クローラーがページ送り後のコンテンツを取得できるよう、適切なフォールバック構造を用意することが推奨される。どの方針を取るにせよ、リンクの連続性を保ち重要なコンテンツへのクロールパスを確保することが基本となる。ページネーションの設計はサイトのアーキテクチャと密接に関わるため、初期設計の段階でクロール観点の要件定義を行うことが後の修正コストを最小化する。